2013/07

[Film]

キアヌ・リーブス初監督作品『Man of Tai Chi 太極侠』7月5日より中国で公開

キアヌ・リーブスは映画の構想を話すとき子どものようになる。無邪気で、素直で、真剣だ。しかし、監督として撮影に入るとシリアスになった。役者を見る眼差しも厳しい。30年以上も役者の道を歩んでいるから。自分で演技もしなくてはならないときはさらにナーバスになっていた、と思う。 『リトル・ブッダ』でブッダ役にキアヌを起用したベルトリッチ監督はその理由を、彼には「インポッシブル・イノセンス」があるからと答えたそうだが、本当に本当にキアヌ・リーブスはイノセントな監督であった。僕は彼の「イノセントな情熱」に寄り添って1年間仕事をしてきたのだ。 その映画『Man of Tai Chi 太極侠』がついに公開となる。この映画のためにつくりあげた美術セットは『KILL BILL Vol.1』以来、久々の「闘いの場」となりました。日本の公開が待ち遠しいです。 ————種田陽平


世界的な俳優、キアヌ・リーブスが自身の企画『Man of Tai Chi 太極侠』を監督しました。

『マトリックス』シリーズで鮮烈なアクションを演出したユエン・ウーピンをアクション監督に、彼の弟子であるタイガー・チェンを主役に迎え、『トワイライト』の撮影監督エリオット・デービスをハリウッドから、そしてプロダクション・デザイナー種田陽平を日本から招聘した本作は、準備、撮影、仕上げに1年以上かけたアクション娯楽映画です。

古き良き時代を、払い落としながら疾走する北京。その北京で太極拳という伝統的な拳法を学び、守り、その教えに従い生きていこうとする主人公(タイガー・チェン)と、アンダーグラウンドで格闘技ゲームをプロデュースし、実業家でありながら法を侵すこともためらわない冷酷な男(キアヌ・リーブス)の闘いを描きながら、伝統と発展のバランスを保つことの大切さ、そして難しさを、監督キアヌ・リーブスは問うています。

撮影は北京、香港で行われ、アメリカ、中国、香港、日本、オーストラリアなど様々な国籍の人間が参加しました。本作は、まず中国で、冬には米国で公開となります。機会がありましたら、是非、ご覧下さい。


『Man of Tai Chi)』
監督:キアヌ・リーブス
出演:タイガー・チェン(陳虎)、キアヌ・リーブス、カレン・モクほか
China Film Group, Company Films, Dalian Wanda Group & Village Roadshow Picture

 IMDb Man of Tai Chi

 Man of Tai Chi 予告編

kinopoisk.ru