2014/08

[Publication]

角川oneテーマ21『ジブリの世界を創る』7月31日発売

ぼくが見た限りでは、ビジネスとして絵を描いているような人はジブリには一人もいません。作画チームも、美術チームも、自分の帰宅時間が遅くなってもクオリティーを優先させていました。みんな、もう少し頑張ればもっといいものができると信じていたんです。
 何かを犠牲にして仕事に打ち込むことが必ずしもいいとは限りませんが、純粋に「いいものを作りたい」と思っている彼らの情熱は、映画を作る人間にとって最も大事なものの一つであることは間違いありません。
————種田陽平 『ジブリの世界を創る』第2章 アニメの世界を創るより


映画『思い出のマーニー』で美術監督として全カットに関るアニメーション映画美術に挑戦した種田陽平。
『思い出のマーニー』とその美術展『思い出のマーニー×種田陽平展』の制作の裏側を明かし、映画美術の仕事につくまで、また実写映画美術の仕事の極意について、えっ、ここまで話してしまっていいの? というくらい率直に語っています。
『思い出のマーニー』の米林宏昌監督との特別対談、カラー口絵で制作の過程がわかるイラストレーションや写真も納められています。

目次: 第1章 スタジオジブリとの出会い
第2章 アニメの世界を創る
第3章 美術監督という仕事
第4章 映画の世界に生きる
特別対談 種田陽平×米林宏昌(『思い出のマーニー』監督)



 KADOKAWA oneテーマ21『ジブリの世界を創る』
発売:2014年7月31日
定価:税込864円
ISBN 978-4-041020777-7-C0295
新書判

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ジブリの世界を創る2